【インタビュー】潤石科技の高電圧、高精度ゼロドリフトアンプは、国産化に新たな選択肢を提供

質問一：新型コロナの流行の陰で、半導体業界の明るい未来が見えてきています。リモートワーク、学習、娯楽の需要は、コンピューターやゲーム機などの製品の販売が大幅に促進され、チップの需要も高まっています。新型コロナが半導体業界に与える影響について、御社はどのように考えていますか。コロナ状況が改善するにつれて、この傾向は将来変わっていくでしょうか。

新型コロナは、個人の行動パターンや習慣的な考え方など、多くの業界を変えました。これにより、遠隔医療などの多くの新しい応用需要が生み出されました。遠隔医療が何年も前に提案されましたが、進展が非常に遅かったですが、コロナのため、使用の普及が加速しました。そして、家庭用ポータブル健康及び医療機器などの普及も加速し、徐々に家庭ヘルスの必要製品になるでしょう。これらの傾向の変化は、コロナの改善とともに停滞することはありません。逆に、半導体業界にとって積極的な要因となります。なぜなら、これらの製品で多数のチップが使用されるため、目に見えるほど非常に大きい市場需要の増加となります。

質問二：昨年後半から半導体関連企業でサプライチェーン問題が発生していますが、御社としてはこの現象をどのように捉えていますか。御社は今、どのように対応していますか。

そうですね。多くの有名人や有名な業界メディアがすでにこの問題について、徹底的に分析しました。もちろん、さまざまな憶測もあります。しかし、私たちから見れば、効果的で実際の市場の需要がある限り、上流と下流のサプライチェーンは必然的に供給不足の問題をできるだけ早く解決しようとしています。それに、海外のコロナの改善に伴い、関連製品の生産能力はすぐに回復するでしょう。潤石科技は常に、ウェーハとチップを含む製品に対して、十分な在庫を準備しており、少なくとも3倍の在庫マージンを維持しております。さらに、上流のサプライヤーとの良好な戦略的パートナーシップを確立しているため、納期が遅れることなく、基本的に通常納期で納品しております。

質問三：近年、半導体の市場の注目は高まり続けており、一般の人々から見れば最先端分野の代表的な産業となっています。この波に乗って、今後半導体業界が直面する課題は何だとお考えですか。半導体業界のどの応用分野で、御社は布石と計画を立てましたか。

最前線である以上、必然的に競争はますます激しくなり、特に基本な汎用製品は同質性がひどく、価格競争も非常に激しいです。市場の新参入者も元の参入者にとっても、プラス面もあればマイナス面もあります。市場セグメントで製品をどのように最適化するかが特に重要であると思われます。それに、ハイエンド製品は技術障壁が高く、周囲から抜きん出るための重要な武器でもあります。潤石科技は、産業、計測、医療機器などの分野向けに、高電圧高精度のゼロドリフトアンプ、計装アンプ、ADC及び高精度リファレンスソースなどの一連のハイエンドアナログ製品を計画しています。IPの基本備蓄は完了しており、これから順次に製品化を予定しております。

質問四：上記の計画に対して、すでに計画された製品とソリューションが2021 年のミュンヘン上海エレクトロニクス展示会で展示されるでしょうか。これらの製品やソリューションの強みは何ですか。市場のどのような問題点を解決できますか。

高電圧高精度ゼロドリフトアンプはテスト済みで、いち早く量産されます。このシリーズの製品は、主に超低オフセット電圧と超低温度ドリフトを特徴とし、低周波ノイズを最適化し、主に産業用制御、計装などの正確な検出応用分野で使用されます。現在、国産品ではこのレベルの製品のタイプオプションがほとんどありません。欧米メーカーが絶対的な占有率を占めています。このシリーズの製品の発売により、潤石科技は、国産品により良い選択肢と保障を提供します。